「だれのものでもない私」2025年11月出版予定
¥2,200
なら 手数料無料で 月々¥730から
1986年〜2002年までの評論をまとめた『東京ノイズ』(2004年/アートヴィレッジ発行)に続く、大倉宏の2冊目の評論集です。
発行:アートヴィレッジ/四六判
カバー絵:蓮池もも/題字:華雪/装丁・デザイン:絵屋デザイン部dododo
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Ⅰ 絵のなかの自然
田んぼの下/偶然絶後/絵のなかの自然〈呼びかわす〉〈オートバイ〉 〈自画像〉 〈雲〉 〈湿地〉〈金山〉 〈海〉〈盛岡〉〈国土〉〈ヤマトの壁〉〈白樺湖〉〈隘路〉 〈たりえたもの〉 〈二宮家の鳥〉 〈土〉 〈鏡〉 〈正ちゃん〉 〈山の影〉〈動的水平世界〉〈低湿地の風景〉
Ⅱ だれのものでもない私
藪の光――二十世紀のジョーモン人・西脇順三郎の絵/偶然上の世界――牛腸茂雄、もの派、佐藤真/折り返し点の感触/だれのものでもない私――榛野なな恵、松本竣介、洲之内徹
Ⅲ ひざの子と読んだ絵本
ひざの子と読んだ絵本〈光と空気のにおい〉〈水彩画のふしぎ〉〈雨の日〉〈子の時〉
〈背景の語り〉〈「みんな」と「ひとり」〉〈あなのむこうがわ〉〈日本を伝える〉〈最初の絵本〉〈親の気分〉/絵本のなかの日本の家
Ⅳ 新潟絵屋
見る人と美術家と 画廊「新潟絵屋」との十年/よい作者を支えるもの/画廊と商――北海道の旅から考えたこと/ヒエラルキーがないということ/展覧会画廊としての新潟絵屋
絵の空き家考――あとがきにかえて
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著者
大倉宏(おおくら ひろし)
1957年新潟県生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒。85−90年新潟市美術館で学芸員として勤務後、フリーとなり、新潟を拠点に美術評論を行う。著書に『東京ノイズ』(アートヴィレッジ)共著に『越佐の埋み火』(新潟日報事業社)、編集・構成に『洲之内徹の風景』(春秋社)。現在、新潟絵屋代表、新潟まち遺産の会代表、砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)館長。長岡造形大学、新潟デザイン専門学校講師。2009・2012水と土の芸術祭アドバイザー。
2023年2月画家信田俊郎さんの企画により新潟絵屋で初個展を開催。2025年10月、本作発売を記念して、水彩画による2回目の個展を新潟絵屋にて開催。
https://niigata-eya.jp/20101
*ただいま製作中の書籍です。出版し次第お納めいたします。



